障がいのある人とない人が芸術文化で交流

障がいのある人とない人が芸術・文化で交流

『おおいた障がい者芸術文化センター(以下、センター)』を訪問し、取組の現状を伺いました。
センターの主な業務は『相談支援』。当事者や支援者からの相談に応じながら創造の機会や作品発表の機会を提供する援助をしているとのこと。
「アートを感じるワークショップ」と題した交流事業では、主に小学生を対象に、障がいのある作家が講師となり表現活動を楽しむワークショップを開催しています。2020年度は、宇佐市立封戸小学校、国東市立竹田津小学校などに講師を派遣しています。
また高校生以上を対象に障がいのある人とない人が共に芸術文化活動を楽しむ場として『オープンアトリエ inことぶきや駅南』を、コトブキヤ文具店の協力を得て展開しています。コロナ禍の下、感染に注意を払いながら、人数を制限しての取組ですが、興味のある方は是非参加申し込みをして頂きたいと思います。この取組の詳細については、センター(電話097-533-4505)にお問い合わせ下さい。
芸術に触れる機会が無かった障がいのある方々が、自分自身で創り出すものに魅力を感じてもらえる喜びに出会えた時に、才能が芽生えるものではないかと思います。芸術作品に障がいの有無は関係ありません。自分自身を見いだす機会がそこにあるとしたら、その機会に接する環境を提供することが重要だと思います。
芸術・文化にどのように関わりを持っていくか、人それぞれだとは思いますが、相談してみたいと思った時が、チャンスではないでしょうか。