春に移った米海兵隊日出生台実弾砲撃演習

2022年4月25日、さる4月16日から始まった155ミリりゅう弾砲実弾砲撃訓練が終了した。予備日に訓練を行うこともなかった。
今回、日出生台では初めての日程での155ミリ実弾砲撃訓練となったが、どの様な思いで、春の季節を過ごしたのか、改めて住民の皆さんに話を伺わなくてはならないと考えています。
日頃であれば、新緑を愛でながら過ごす日々のはずが、米海兵隊がやってくることからくる不安が無かったのか。ご高齢の方々は、戦後日出生台演習場にやってきた米兵の傍若無人さが記憶に鮮明に残っているという話を以前聞いたことがある。年を経るにつけ地域の人々も、米海兵隊員も戦争体験は異なってくる。その時間の流れの中で、主権国家としての自覚を持とうとする日本人と有事を想定した訓練に明け暮れ、中には戦地に赴いた経験を持つ海兵隊員とでは発想そのものが相容れない部分が多いだろう。どれだけ紳士的な対応に徹したとしても320人の中にひとりでも自分本位な人が居れば、そこに安心感は得られない。
万が一の時に、日本国民を守れる法体系として、日米地位協定の見直しを政府は主体的に求めていくべきではないか。
日本国憲法について、敵基地攻撃能力の議論も含めて、政府もしくは政党間での議論が始まろうとしている。攻撃能力を高めるほど、武力に費やす経費はかさむ。戦火に追われる住民に経費負担を負わせ、国民ではなく国家を守ることを優先するような事になるのではないか、守るべき国民は戦禍から逃げ惑うようでは、良い政策とは言えない。