今日は、沖縄県が日本に復帰した日。日本に復帰して50年が経過しました。 50年を記念する意味から、様々な特集が目に飛び込んできました。太平洋戦争の悲劇の現場の一つ。繰り返してはならない歴史を、ひとりでも多くの人に知って頂き、繰り返すことのないように真の平和をめざして、世界中の人々と思いを共有したいと感じます。 沖縄県での出来事を、沖縄県のこととして知り、それを我が身に重ねる作業が大切だと思っています。他所での出来事と捉えるだけでは、自分の行動に結びつきにくくなります。 ではどの様にすると良いのでしょうか。私は、自分の身近な場所での平和を求める思いと重ねることが大切な気がしています。大分市に暮らす私にとっては、地元津留地区に平和市民公園があり、そこに「むっちゃん平和像」が置かれています。 「むっちゃん」(当時12歳)は、横浜で両親と弟とを戦災で亡くし、大分のおばさんを頼って疎開していました。結核を患い飢えと孤独の苦しみの中、昭和20年の終戦直後、西大分駅近くの防空壕の中で、ひとり寂しく死んでいったという戦争悲話が語り継がれています。この話は、全国的な反響も呼び、ムッちゃんの記念像建立にと各地から寄付が寄せられ,1983年8月12日に平和市民公園に建立されました。 今日、平和市民公園に立ち寄ってみました。むっちゃん像には、千羽鶴がいくつも掛けられており、多くの方々が平和への思いを共有しようとしていると感じました。 ロシアのウクライナ攻略は、戦闘が始まって2ヶ月を超えますが、多くの命が奪われています。2国のどちらが正しいのかは、正確には分かりません。それでも、戦争という悲劇を繰り返さないために、出来ることをしていかなければならないと多くの方々と、語り合いたいと感じています。 2022年5月15日 ...

2022年4月25日、さる4月16日から始まった155ミリりゅう弾砲実弾砲撃訓練が終了した。予備日に訓練を行うこともなかった。 今回、日出生台では初めての日程での155ミリ実弾砲撃訓練となったが、どの様な思いで、春の季節を過ごしたのか、改めて住民の皆さんに話を伺わなくてはならないと考えています。 日頃であれば、新緑を愛でながら過ごす日々のはずが、米海兵隊がやってくることからくる不安が無かったのか。ご高齢の方々は、戦後日出生台演習場にやってきた米兵の傍若無人さが記憶に鮮明に残っているという話を以前聞いたことがある。年を経るにつけ地域の人々も、米海兵隊員も戦争体験は異なってくる。その時間の流れの中で、主権国家としての自覚を持とうとする日本人と有事を想定した訓練に明け暮れ、中には戦地に赴いた経験を持つ海兵隊員とでは発想そのものが相容れない部分が多いだろう。どれだけ紳士的な対応に徹したとしても320人の中にひとりでも自分本位な人が居れば、そこに安心感は得られない。 万が一の時に、日本国民を守れる法体系として、日米地位協定の見直しを政府は主体的に求めていくべきではないか。 日本国憲法について、敵基地攻撃能力の議論も含めて、政府もしくは政党間での議論が始まろうとしている。攻撃能力を高めるほど、武力に費やす経費はかさむ。戦火に追われる住民に経費負担を負わせ、国民ではなく国家を守ることを優先するような事になるのではないか、守るべき国民は戦禍から逃げ惑うようでは、良い政策とは言えない。  ...

 2021年8月15日、敗戦の日は、平和運動センターの主催で『8・15戦争に反対する県民集会』に参加しました。名古屋学院大学の飯島滋明教授が「南西諸島の基地化および重要土地等監視および利用規制法」と題して、先の通常国会で制定された各法律の課題について講演してくださいました。日常の中で、平和を築くことに関心を持たなくなっていくことの危険性に注意を払わなければならないことに思い至るお話でした。  そして16時30分から大分市津留地区の大分空港跡地にある最後の特攻隊の慰霊碑で、戦争によって人生を狂わされた若者たちの霊を悼むと共に恒久の平和を祈念しての慰霊祭に参加しました。 ...

障がいのある人とない人が芸術・文化で交流 『おおいた障がい者芸術文化センター(以下、センター)』を訪問し、取組の現状を伺いました。 センターの主な業務は『相談支援』。当事者や支援者からの相談に応じながら創造の機会や作品発表の機会を提供する援助をしているとのこと。 「アートを感じるワークショップ」と題した交流事業では、主に小学生を対象に、障がいのある作家が講師となり表現活動を楽しむワークショップを開催しています。2020年度は、宇佐市立封戸小学校、国東市立竹田津小学校などに講師を派遣しています。 また高校生以上を対象に障がいのある人とない人が共に芸術文化活動を楽しむ場として『オープンアトリエ inことぶきや駅南』を、コトブキヤ文具店の協力を得て展開しています。コロナ禍の下、感染に注意を払いながら、人数を制限しての取組ですが、興味のある方は是非参加申し込みをして頂きたいと思います。この取組の詳細については、センター(電話097-533-4505)にお問い合わせ下さい。 芸術に触れる機会が無かった障がいのある方々が、自分自身で創り出すものに魅力を感じてもらえる喜びに出会えた時に、才能が芽生えるものではないかと思います。芸術作品に障がいの有無は関係ありません。自分自身を見いだす機会がそこにあるとしたら、その機会に接する環境を提供することが重要だと思います。 芸術・文化にどのように関わりを持っていくか、人それぞれだとは思いますが、相談してみたいと思った時が、チャンスではないでしょうか。 ...

コロナ禍の下、県民の健康と安全のために 自助・共助は「確かな公助」を背景に コロナ終息に向けての対応 大分県では新型コロナ感染症第4波終息に向けて、飲食店の夜間営業を制限する時短の協力要請が出されました。大分・別府両市で5月13日から、大分県下全域で5月14日から、いずれも6月13日までの約1ヶ月間、営業時間を5時から21時までの範囲内に短縮するという内容です。協力店舗には、過去の売り上げに応じて1日当たり2万5千円から7万5千円を給付することとしました。 この要請に、新型コロナウイルスの影響を1年以上受けて厳しい経営を強いられてきた中でも、県下で5千軒以上の店舗が協力をして下さいました。この時短の間接的な影響で5・6月の売上が大きく減少した事業者に対しても、事業継続支援金として県独自の給付を決定しました。現在申請受付中です。 これらの取組は、事業継続のためと言いながら充分な支援になっていないとの声もあります。地方の財政が厳しい状況下、国で公助として、しっかりと予算を確保し国民の生活を支えるべきと考えます。 予防ワクチンについて 「ワクチンの接種状況は、希望する高齢者(65歳以上)について7月末完了の予定でしたが、どうにか1回目の接種をほぼ終えました。結果的に3週間の遅れとなっています。 ワクチンの副作用の発現状況は、異常が発見された場合にワクチンを接種した医師から独立行政法人医薬品医療機器総合機構(Pmda)に報告書が提出され、報告者とPmdaの担当者との間の遣り取りを経て、Pmdaが関連性の有無を判断しているそうです。副作用の発現件数は、全国の発生件数としてのみ公表されることになっています。 県感染症対策課を通じて確認すると、現場の医師の報告は一方通行で、診断したケースが副作用であったのか否かを確認できる仕組みにはなっていないとのこと。現場での対応力を育てる仕組みでないのが気がかりです。 結果的に現場の医師の判断が適切であったのかが知らされていないということでもあり、常に誤った判断を続けることにもなりかねません。納得の出来ない対応です。 ワクチン接種は万能ではない ワクチンを接種することが出来ない人もいると言うことを忘れてはなりません。アレルギー体質であったり、12歳以下の子どもも承認されていません。接種できない人を守るためにも、多くの方々に接種して頂き、集団免疫効果を獲得することが大切。 またワクチンの接種後も、感染しないわけではありません。感染した時に、本人の重症化は回避できますが、感染して他人に移すことがあり得るのです。一つの病気を人類として克服することは、大変な作業であることを今私たちは実感しています。そして、克服するためには、皆がお互いを大切に思いながらゴールをめざさなければならないことを確認したいと思います。 ...

ホーバークラフト再就航か 大分市ー大分空港間の時間短縮  報道発表のあったホーバークラフトの再就航について12月議会に提案がありました。大分市内のホーバー基地と大分空港を約29分で結ぶホーバークラフトは、2009年に機体の老朽化と国内にエンジン等の部品提供可能な企業がないということ等で、廃止となりました。 ホーバー大分航路は1971年に大分空港の安岐町(現在の国東市)への移転とともに、大分市と空港との海上アクセスとして就航しました。当初は50人乗りの小型の船体であったため、少しの波でも上下動が激しく、辛い乗り物でしたが、100人乗りの大型の船体に変わってから、安定性が向上し、乗り心地も改善されました。  就航当初から廃止されるまで、課題となったのは騒音問題です。多くの方々は馴れたとは言え、夜間の発着時に眠れないという苦情はあったようです。最近の船体は、騒音についてもかなり改善されているとのことですが、今回大分市側の発着地は西大分港を想定しており、発着予定地周辺には住宅地以外に結婚式場やライブハウスなどもあり、地域住民の納得する説明が必要だと考えます。  今回の再就航についての予算は、再開に向けての調査と、全て受注製造であるため発注仕様書を検討する予算として、2億8千万円余の補正予算が認められました。  今後検討・整備すべき課題としては、①騒音対策がどの程度必要なのか、②他の船舶との安全の確保、③大分市側の発着場における2次交通の整備、④既存のエアライナー等との共存方法、⑤欠航時の代替輸送手段などがあります。ホーバーの再就航に関して、気がかりなことがあれば、ご連絡下さい。 ...

3月5日に『大分県手話言語条例』が採択されました。議員提案条例として提案されたものです。耳の不自由な方にとって情報を得る手段として、また自分の思いを伝えたり、コミュニケーションをとるためには、手話は貴重な言語ツールです。耳が不自由な方々とのコミュニケーション手段として、手話を学ぶ方が増えると良いと考えます。  しかし音が聞き取れないという環境が、文字を理解する上で大変な苦労を強いることを、どれだけ想像できるでしょうか。私自身文字を読む時も、手話をたどる時も、常に音と結びつけて理解しようとしています。単純に指文字さえ覚えておけば話ができるだろうと考えてしまいます。聴覚障がい者の中には、手話の持つ意味や文字を読むことでさえ音以外で受け止めている方がいます。その困難さは並大抵のものではありません。  障がいのある方々が、安心して自立した生活を送れる社会づくりの一環として、県民が手話について理解を深め、手話を必要とする人が手話を獲得(習得)し、手話によって円滑に意思疎通できる環境を整えたいと考えます。 ...